こんにちは!リュウセです。私は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。
新NISA2年目となる2025年も始まりました。昨年は大きく資産が増えた1年になりましたが今年はどうなるのでしょうか。初年度一発目の運用レポートを公開いたします。
これから新NISAなどを始めたい方や投資に躊躇している方などの参考になれたらと思っています。それでは早速見ていきましょう。
2025年1月の実績
分かりやすいように新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて紹介します。実績は以下の通りです。
新NISAの実績
SBI証券の成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。成長投資枠は昨年の2024年1月に80万✕3種=240万を投資して以来、追加入金はしていません。

次につみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。こちらも2024年9月まで10万ずつ積み立てしていましたが現在は入金していません。

新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2024年12月 | ¥0 | ¥3,250,000 | ¥4,475,745 | +¥1,225,745 | +37.72% | +¥358,909 |
2025年1月 | ¥0 | ¥3,250,000 | ¥4,434,972 | +¥1,184,972 | +36.46% | -¥40,773 |
1月は前月から微減して-40,773円という結果になりました。S&P500やオルカンはほぼ横ばいの結果でしたが、DeepSeekショックがありFANG+インデックスが42,035円のマイナスとなり足を引っ張りました。
旧NISAの実績
現在のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。

累計と前月比は以下の通りです。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2024年12月 | ¥0 | ¥1,446,653 | ¥3,347,216 | +¥1,900,466 | +131.36% | +¥120,806 |
2025年1月 | ¥0 | ¥1,446,653 | ¥3,352,028 | +¥1,905,375 | +131.71% | +¥4,812 |
旧NISAは新規の入金が終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。
1月は前月から+4,812円という結果になりほぼ横ばいでした。
iDeCoの実績
現在の資産状況のスクリーンショットは以下の通りです。

積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
12月 | ¥30,000 | ¥2,330,934 | ¥5,628,612 | +¥3,297,678 | +141.47% | +¥211,393 |
1月 | ¥30,000 | ¥2,360,934 | ¥5,671,744 | +¥3,310,810 | +140.23% | +¥13,132 |
現在iDeCoは3万円ずつ積み立てしており、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で投資しています。
1月の実績は前月比+13,132円でした。iDeCoも旧NISAと同じくほぼ横ばいの結果となりました。
各インデックス指数の動向(2025年1月)
日本市場(TOPIX)の動向
それではまず、日本経済の指標である「TOPIX」の1年間分のチャートを見てみましょう。(今月1月は赤枠部分)

日本株式市場は昨年8月の「令和のリーマン・ショック」以降、ボックス相場が続いており今月も例外ではありませんでした。1月初旬は経済政策に対する失望や政策金利引き上げから、株価は下落してスタート。1月20日に米国でドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任し、強烈なリーダーシップによる大胆な政策の発表により株価はどんどん回復。日本も連れられるように株価が上昇していきました。
日本の政策に目を向けると、1月24日、第217回通常国会が召集され、石破首相は「令和の日本列島改造」と題し、地方創生を中心とした新たな政策を打ち出しました。これにより、地方経済の活性化やインフラ投資への期待が高まり、関連銘柄を中心に株価が上昇しました。さらに日本銀行が追加の利上げを決定し、金融政策の正常化が進むとの見方から、金融セクターの株価が上昇しました。
トランプ氏は様々な国へ関税の強化を発表しています。日本も早晩、追加関税の対象になる可能性は高いと見られており、今後も同氏の動向に振り回される展開が続きそうです。
FANG+指数の動向
次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見てみたいと思います。(今月1月は赤枠部分)

1月の最大のトピックは「DeepSeekショック」でしょう。これは、中国のAI開発企業であるDeepSeek社が生成AIモデル「DeepSeek-R1」を発表したことにより起こりました。DeepSeek-R1の特徴は何と言っても、高性能で高価なGPUを必要とせずに、米国の主要AIモデルに匹敵する性能を持つAIだというところです。
特に、AIブームの恩恵を受けていた半導体メーカーのNVIDIA社は、1月27日に株価が前日比16.86%下落し、約6000億ドルの時価総額を失いました。また、米国のハイテク株全体も影響を受け、NASDAQ総合指数は同日に3.07%の下落を記録しました。
FANG+はNVIDIA社の構成比が9.7%ほどありますので大きく足を引っ張ってしまいましたが、AppleやMicrosoftなどのハイテク企業の決算発表への期待から株価が上昇する動きも見られたため、1ヶ月単体でみると若干のマイナスで終わることができました。
今後、AI技術の進展と各企業の対応がハイテク銘柄の株価動向に大きく影響すると考えられます。投資家は、技術革新の動向や市場の変化を注視し、柔軟な投資戦略を検討することが重要ですね。
全世界株式と新興国の動向
最後に全世界株式インデックスの年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(今月1月は赤枠部分)

- 中国市場
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トランプ大統領の2期目就任に伴う米国の対中政策への懸念から下落。さらに、不動産市場の低迷が続き、経済成長鈍化が懸念材料。政府による景気刺激策や新たな規制緩和にも関わらず、投資家心理は回復せず、株価は低迷しました。
- インド市場
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高インフレと金融政策の不透明感により軟調な展開に。インド準備銀行(RBI)は、依然としてインフレ抑制を最優先課題としており、市場では利下げの期待が後退しました。これにより、投資家心理が冷え込み、特に消費関連株や中小型株が売られる展開となりました。全体的な市場のセンチメントとしては、米国の金融政策や地政学的リスクを見極める動きが強く、方向感に欠けました。
- 欧州市場
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ECBの金融政策に対する不透明感が強まり、特にドイツ市場は弱含みでした。エネルギー株や金融株は相対的に堅調でしたが、全体的な経済成長の鈍化が株価を圧迫しました。
- 新興国市場
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ブラジル市場は、資源価格の変動と通貨安に影響を受けました。特に原油価格の下落がエネルギー関連銘柄にマイナス影響を及ぼし、株式市場は調整局面にありました。
南アフリカは金価格の下落と共に鉱業株が弱含み。地政学的な不安定要素も影響し、全体的に投資家のリスク回避姿勢が強まりました。
総括
NISA2年目は全体で-22,829円という微減でのスタートということになりました…。うーん、残念。
世界三大運用会社のVanguard社やBlackRock社、StateStreet社によると2025年の株式市場(米国)は強気予想とのことです。これまで大外しを連発している各社ですので鵜呑みにすることはできませんが投資家としては期待したいですね。
プロの投資家でも1年先の株価を予想することは難しいので、投資初心者が予測することなど到底不可能です。タイミング投資はせずに、余剰資金ができたら淡々と積み立てていくことが結果的に最適解になります。「長期・分散・積立」で富裕層への階段を登って行きましょう。
2024年全体のまとめはこちらの記事をご覧ください↓

新NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。