こんにちは!リュウセです。私は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。
新NISA2年目となる2025年も早2ヶ月が経ちました。1月は下落から始まりなんとか月末にかけて戻しましたが、この勢いのまま2月は堅調に推移したのでしょうか。
これから新NISAなどを始めたい方や投資に躊躇している方などの参考になれたらと思っています。それでは早速レポートしていきます。
2025年2月の実績
新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて結果を報告します。
新NISAの実績
SBI証券の成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。成長投資枠は昨年の2024年1月に80万✕3種=240万を投資して以来、追加入金はしていません。

次につみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。こちらも2024年9月まで10万ずつ積み立てしていましたが現在は入金していません。

新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年1月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 4,434,972円 | +1,184,972円 | +36.46% | -40,773円 |
2025年2月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 4,140,255円 | +890,255円 | +27.39% | -294,717円 |
2月は前月から大幅に減って-294,717円という結果になりました。前月差損でのマイナス幅は過去最大です!年初一括で入金した方はかなりショックが大きかったのではないでしょうか。私は昨年の貯金が多いので通算としてはプラスを保っていますので心はまだ穏やかです…。評価額が大きく下がった要因などは後述したいと思います。
旧NISAの実績
現在のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。

累計と前月比は以下の通りです。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年1月 | ¥0 | 1,446,653円 | 3,352,028円 | +1,905,375円 | +131.71% | +4,812 |
2025年2月 | ¥0 | 1,446,653円 | 3,181,330円 | +1,734,677円 | +119.91% | -170,698円 |
旧NISAは新規の入金が終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。
こちらも同じく前月から-170,698円と大きく後退する結果となりました。
iDeCoの実績
現在の資産状況のスクリーンショットは以下の通りです。

積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年1月 | 30,000 | 2,360,934円 | 5,671,744円 | +3,310,810円 | +140.23% | +13,132円 |
2025年2月 | 30,000 | 2,390,934円 | 5,405,964円 | +3,015,030円 | +126.10% | -295,780円 |
現在iDeCoは3万円ずつ積み立てしており、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で投資しています。
2月の実績は前月比-295,780円でした。iDeCoもNISAと同じく大きなマイナスを記録しました。
各インデックス指数の動向(2025年2月)
日本市場(TOPIX)の動向
それではまず、日本経済の指標である「TOPIX」の1年間分のチャートを見てみましょう。(今月2月は赤枠部分)

日本株式市場はボックス相場が続いており、2月もその範囲内での値動きとなりました。
2月7日に行われた石破茂首相とトランプ米大統領の初の首脳会談があり、石破首相は対米投資額を1兆ドルに拡大する意向を表明し、経済協力の強化が確認されました。この発表が日本の株式市場にポジティブな影響を与えたことで、中旬にかけて株価は上昇基調になりました。
しかし、月末にかけては調整局面となりました。この下落要因として、米国が輸入するすべての鉄鋼とアルミニウムに対して25%の追加関税を課す布告に署名したことが挙げられます。日本製品も対象となる見込みであり、これにより日本の輸出産業への影響が懸念され、投資家心理が冷え込み株価はジリジリと下げていきました。
トランプ氏の大胆な政策が波紋を呼んでいます…。今後も同氏の動向に振り回される展開が続きそうです。
FANG+指数の動向
次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見て米国経済を読み解いていきたいと思います。(今月2月は赤枠部分)

2月は決算シーズンになりますが、月末にかけて強烈な下落が目を見張るチャートになりました。
2月21日、トランプ大統領は「米国第一の投資政策」と題する国家安全保障大統領覚書(NSPM)を発表。中国などの「外国の敵対者」との投資を制限する方針を示し、米中間の緊張が高まりました。さらに、同日に発表された主要株価3指数の経済指標がいずれも悪化したことを受けて、売りが膨らみ大きく下落しました。
また、26日に決算を発表した半導体大手エヌビディアの株価が翌日に8.5%急落。売上高見通しは市場予想を上回ったものの、粗利益率の見通しは予想を下回ったことが原因のようです。ナスダック全体としても2.78%安と、1カ月ぶりの大幅な下げを記録しました。1月のDeepSeekショックが尾を引き、ハイテク企業の成長に陰りが見えてしまいました。
さらにトランプ大統領は27日、メキシコとカナダに対する25%の関税措置を予定通り3月4日に発動させると表明しました。また、4日に発動した中国に対する10%の追加関税にさらに10%を上乗せする措置も3月4日に実施すると発表しました。
トランプ大統領が独裁とも言える政策を次々に発表したことで世界的に混乱が生じた2月でしたね。紙製ストローの廃止はホント彼らしいです。支持率は急上昇したようですが、株価は急落…。これからどのように舵を切るのか見ものです。
全世界株式と新興国の動向
最後に全世界株式インデックス(オルカン)の年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(今月2月は赤枠部分)

- 中国市場
-
中国の主要株価指数であるMSCI中国指数は、前年同月比で18%上昇しました。この上昇の背景には、政府の経済安定化策や技術セクターへの支援強化が挙げられます。また、ヘッジファンドによるアジア株式への強気な投資姿勢も見られ、中国や香港市場への資金流入が増加しました。ただし、米国の新たな関税措置など、貿易摩擦の再燃が懸念され、投資家は慎重な姿勢を保っています。
- インド市場
-
インドの主要株価指数であるNifty 50は5カ月連続の下落となり、2024年9月のピークから15%下落しました。この下落の主な要因は、企業収益の低迷、外国人投資家による売り越し、米国の関税に関する不確実性などが挙げられます。
- 欧州市場
-
欧州の主要株価指数であるSTOXX 600は年初来約10%上昇し、過去最高値に迫る勢いを見せました。この上昇の背景には、欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和期待や、中国の景気刺激策への期待が挙げられます。さらに、欧州の防衛関連株は、世界的な安全保障上の懸念や米国の政策転換により、防衛費の増加が追い風となり、著しい成長を遂げています。
- 新興国市場
-
新興国市場は米国と中国という経済大国の政策変化や成長の不確実性により、厳しい状況が続いています。トランプ次期米大統領の関税政策や地政学的変化、ドル高傾向などが新興国市場に逆風をもたらす可能性が指摘されています。これらの状況により、一部の投資家は新興国市場からの完全撤退を検討するなど、慎重な姿勢を強めています。
総括
今月は合計で-761,195円という過去最大の下げ幅となりました。(昨年に起きた「令和のブラックマンデー」以上です…)中古の軽自動車が買えるぐらいの資産がひと月で飛んでいきました…。私の渋沢さんが…。
しかし、全く焦る必要はないでしっかりホールドです。今回の世界的な株安で「やっぱりNISAは怖くてやらなくて良かった…」と思わないで欲しいですね。長期的なインデックス投資において、積立期に株価が下がるのは喜ばしいことです!理由は、安く株式を購入できるため平均購入単価が下がるからですね。実際にお金が必要になる数十年後に現在より上がっていれば良いのです!
このようなことを言うと「数十年後に上がっている保証はないよね?」と突っ込んでくる方もいますが、それはYesでありNoです。未来のことは誰にも分からないので確かに100%の保証はありません。だからといって思考や行動を停止しては何も得られません。インフレによってお金(貯金)の価値がどんどん減っていくことを指をくわえて待つしかありません。
私がNISAで行っているインデックス投資は、長期的にみると高い確立で上昇することが予想できる投資方法です。誰しも平等な「時間」を利用して「少しずつ」お金持ちになる方法です。詳しくはこちらの記事で理由を説明していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。

歴史から考察するとタイミング投資はせずに、余剰資金を淡々と積み立てることが吉です。「長期・分散・積立」で富裕層への階段を少しずつ登って行きたいです。
新NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。