NISA/iDeCoの投資実績公開【2025年3月編】

NISA/iDeCoの資産運用の実績公開【2025年3月編】

こんにちは!リュウセです。私は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。
2025年は早くも第1四半期が終わり、インデックス投資家にとって厳しい状況が続いていますね…。毎月恒例の投資結果の月次レポートと3月の経済トピックの解説をしたいと思います。

これから新NISAなどを始めたい方や投資に躊躇している方などの参考になることができたらと思っています。それではご覧ください。

目次

2025年3月の実績

新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて結果を報告します。

新NISAの実績

SBI証券の成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。成長投資枠は昨年の2024年1月に80万✕3種=240万を一括投資して以来、追加入金はしていません。

NISA-2025年3月-成長投資枠

次につみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。こちらは2024年9月まで毎月10万(ひと月だけ5万)を積み立てし合計85万を運用しています。

NISA-2025年3月-つみたて投資枠

新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。

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積立金額元本累計時価評価額運用損益損益率前月差益
2025年2月¥0¥3,250,0004,140,255円+890,255円+27.39%-294,717円
2025年3月¥0¥3,250,0003,937,245円+687,245円+21.15%-203,010円

3月は前月からマイナスが続き-203,010円という結果になりました。2ヶ月合計で約50万ほどのマイナスです…。通算ではまだまだプラスを保っていますが、前年の10月頃の水準まで戻ってしまいました。今年は昨年分の貯金が飛ぶことも視野にいれないといけないと思いながら握力を強めています。

旧NISAの実績

現在のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。

NISA-2025年3月-旧NISA

累計と前月比は以下の通りです。

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積立金額元本累計時価評価額運用損益損益率前月差益
2025年2月¥01,446,653円3,181,330円+1,734,677円+119.91%-170,698円
2025年3月¥01,446,653円3,087,497円+1,640,844円+113.42%-93,833円

旧NISAは新規の積み立てが終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。こちらも同じく前月から-93,833円とマイナスが続いています。米国株ではなく全世界株式のインデックス投資なので、マイナス幅が若干少ないところが嬉しいですね。全世界株は上がり幅も少ないですが、下がり幅も少ないです。

初心者の方にはリスクの少ない全世界株(オルカンなど)から始めることをおすすめします。年初来のような大幅な下落時にもパニック売りすることなく続けられると思います!

iDeCoの実績

現在の資産状況のスクリーンショットは以下の通りです。

NISA-2025年3月-iDeCo
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積立金額元本累計時価評価額運用損益損益率前月差益
2025年2月30,000円2,390,934円5,405,964円+3,015,030円+126.10%-295,780円
2025年3月30,000円2,420,934円5,250,940円+2,830,006円+116.90%-185,024円

現在iDeCoは3万円ずつ積み立てしており、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で投資しています。
3月の実績は前月比-185,024円でした。iDeCoも新NISAと同じく2ヶ月合計で50万ほど評価額が下がってしまいました。

各インデックス指数の動向(2025年3月)

日本市場(TOPIX)の動向

それではまず、日本経済の指標である「TOPIX」の1年間分のチャートを見て日本国内の経済トピックを考察します。(今月3月は赤枠部分)

NISA-2025年3月-TOPIXチャート

日本株式市場はボックス相場が続いていましたが、中旬以降ぐんぐん上昇しボックス圏を突破するかと思われました。しかし月末に大幅に下落し、最終的には前月比で小幅な下落という結果に終わりました。

3月27日、米国のトランプ大統領が輸入自動車への関税引き上げを発表しました。​これにより、トヨタ自動車や本田技研工業など主要自動車メーカーの株価が下落し、28日の日経平均株価は700円近く下落したことが​TOPIXにも影響を与えました。米国の関税引き上げは輸出関連企業の業績見通しに不透明感をもたらし、株価の下押し要因となりました。

​一方で、賃上げの進展国内消費の回復を期待させる要素となっています。世界的なインフレの収束に伴い、輸入財価格の上昇が緩やかになり、エネルギーや食料品の価格上昇も落ち着き始めています 。​長く国民の生活を苦しめていたコストプッシュ型インフレの主要な要因は緩和されつつありそうです。お米などの食料を安心して買える日常に早くなって欲しいですね!

FANG+指数の動向

次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見て米国経済を読み解いていきたいと思います。(今月3月は赤枠部分)

NISA-2025年3月-FANGチャート

2025年3月、FANG+指数は大幅な下落を記録しました。S&P500指数が過去3年間で最悪の四半期を記録するなど、市場の不安定さが増しています。​米国経済における複数の重要なトピックをそれぞれ解説していきます。

トランプ大統領の関税政策の影響

3月4日、トランプ大統領はカナダとメキシコからの輸入品に対して25%の関税を課す措置を実施しました。​この関税措置により貿易摩擦が激化するのでは、と投資家心理が悪化しました。​特に、テクノロジー企業はサプライチェーンが国際的に広がっているため、関税の影響を直接受け、株価の下落を招きました。

消費者信頼感の低下とスタグフレーション懸念

消費者信頼感の低下とインフレ率の上昇により、スタグフレーション(景気停滞と物価上昇が同時に進行する状況)への懸念が高まりました。これが投資家のリスク回避姿勢を強め、特に成長株であるFANG+銘柄の売り圧力を増加させました。

AI関連株の低迷

これまで市場を牽引してきたAI関連株が、コスト増加や将来の収益性への懸念から低迷しました。FANG+指数に含まれる主要テクノロジー企業もこの影響を受け、指数全体の下落に寄与しました。

トランプ大統領の施策で世界的な混乱が生じ株価が乱高下しています。大統領曰く「米経済は過渡期にある」というだけで、今後は減税と関税収入が景気を浮揚させると予想しているようです。経済について世界トップの人材が集まっているトランプ氏のチームなので間違いはないでしょう!パニック売りせず信じて投資を続けていきたいですね。

全世界株式と新興国の動向

最後に全世界株式インデックス(オルカン)の年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(今月3月は赤枠部分)

NISA-2025年3月-オルカンチャート
中国市場

中国株式市場は、人工知能(AI)分野の成長や規制緩和への期待から、投資家の関心を再び集めています。​特に、地元のAIスタートアップ企業であるDeepSeekの台頭がテクノロジーおよびインターネット関連銘柄への投資を促進しています。​これにより、香港のハンセン指数は年初来で17%上昇し、上海総合指数も堅調な動きを見せています。

インド市場

インドの株式市場は、米国の関税政策への懸念から、主要指数が下落しました。​NSE Nifty 50指数は0.25%下落し、BSE Sensex指数も0.4%の下落となりました。​特に、米国からの収益依存度が高いテクノロジーセクターが1.8%の下落を記録しました。

欧州市場

欧州のSTOXX 600指数は、米国の関税政策の影響を受け、ゴールドマン・サックスが12カ月予想を580ポイントから570ポイントに引き下げました。​これにより、経済減速への懸念が高まっています。

新興国市場

新興国市場全体では、米国の政策変更や中国の成長見通しの不透明さから、厳しい状況が続いています。​JPモルガンは2025年の新興国の成長率が前年の4.1%から3.4%に鈍化すると予想しています。全体として、各地域の株式市場は、米国の関税政策や経済指標の影響を受け、混乱した動きを見せています。

総括

今月は合計で-481,867円という結果になりました。先月と合わせると約125万も含み益が消し飛びましたね…。トホホ

しかし、インデックス投資をするのであれば、ここで利確したり買い増ししたりする必要は全くありません。今年景気が減速しようが長期的に見ればただの通過点であり、株式用語で言えば「調整」期間です。高く飛ぶための助走期間ということです!

トランプ大統領が好き勝手やっているように見えますが、マイナスになる政策は絶対にしないはずです。世界経済トップの国の精鋭中の精鋭たちが導き出した考えですからね。これくらいの痛み(株価下落)はしょうがないよね、ぐらいの考えで見通していたはずです。私は2025年の後半は前年以上のパフォーマンスでフィニッシュするのではと予想しています。

我々庶民は米国や全世界にお金を預けて、頭の良い人たちに増やしてもらいましょう。笑
これからも変わらず「長期・分散・積立」で富裕層への階段を少しずつ登って行きたいです。

NISAをはじめるなら

私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1の実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。

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