最近は気温の変化などの影響もあって、野菜の価格がじわじわと上がっているのを感じることが増えました。「それなら、自分で育ててみるのもアリかも?」と思い立ち、今年はベランダでの家庭菜園にチャレンジすることにしました。
育てるのはパプリカ系のフルーティーピーマン。しかも今回は、手入れがしやすくて収穫も楽しめそうな「水気耕栽培」で育ててみることにしました。
この記事では、栽培の準備から育てる過程まで、試行錯誤の様子をリアルに記録しています。これから始めてみたい方のヒントになれば嬉しいです。
今回選んだピーマンの品種について
初めてのベランダ菜園に選んだのは、フルーティーピーマンの「スイートパレルモ」です。

グリーンピーマンを買おうと思ってホームセンターへ言ったのですが、このバカでかくてキャッチコピーを詰め込んだPOPを見たらもう…買ってました笑
「スイートパレルモ」は、フルーティーな甘さが特徴のパプリカ系ピーマンです。一般的なピーマンとは異なり、苦味がほとんどなく、まるでフルーツのような風味が楽しめるためフルーティーピーマンとも呼ばれています。完熟果の最高糖度はなんと10度です!
見た目は細長く、赤・黄色・オレンジとカラフルで、サラダに添えたら華やかさがアップしそう。実なり数もピーマン並みに多収穫だそうでワクワクが止まりません。
水気耕栽培で育つのかは全く分かりませんが、ピーマンと同じ系統だから大丈夫では?と楽観的に考えて栽培スタートです。
栽培の準備|水気耕栽培の挑戦!
今回のスイートパレルモ栽培では、一般的な土を使ったプランター栽培ではなく、水気耕栽培を選びました。
というのも、以前プランターでミニトマトを育てたとき、水やりのムラや病害虫のトラブルで失敗した経験があり、もう少し管理のしやすい方法を探していたからです。
水気耕栽培なら、液体肥料と水を与えるだけで安定して育てられ、収穫量も多いので、初心者でも楽しみやすいことが魅力です。
ただし、準備には少し手間と費用がかかります。今回は100円ショップやホームセンター、ネット通販で購入できる最低限の機材を入手してスタートしました。
準備に使った道具や手順の詳細は、以下の記事で詳しく紹介しています。これから始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

フルーティーピーマン「スイートパレルモ」の栽培記録(2025年5月時点)
4月16日スタート|苗の定植と初期の様子
今回は種からの栽培ではなく、ホームセンターで苗を購入してきました。
まずは100円ショップで購入したザルとボウル、ハイドロボールを使用して定植しました。これから水気耕栽培に適した根っこがザルの底から出てくるまではこの状態で管理します。
養液の濃度は標準より薄めのEC値1,000μS/cmにしています。(標準は2,000μS/cm)


水気耕栽培にとって、養液の濃度状態を知ることは必須です。安いものは千円程度ですのでECメーターの購入を強くおすすめします。
収穫数の目標は34個!
栽培を始めるにあたり目標を立ててみました。
今回初めて水気耕栽培にチャレンジするにあたり、初期費用が9,000円弱かかりました。また、1ヶ月あたりの電気代を100円と仮定すると、年間の栽培(4〜10月)で700円です。全体をざっくり四捨五入すると約10,000円です。
実はスイートパレルモの他にミニトマトとグリーンピーマンを同じように育てています。3つ合わせて初期費用を回収したいので、1種類あたり約3,400円分の収穫が必要です。
スイートパレルモ1個あたりの市場価格はChatGPT先生曰く、200円程度だそうです。パプリカもそれくらいですが、今回は低く見積もって1個100円とします。2,700円をペイするには「34個」の収穫が必要なので、この数字を目標とします!
一般的に、パプリカ1株あたりの収穫数の目安は30個ということなので同程度収穫できればOKです。初心者の自分では難しそうですが、頑張ってチャレンジしてみます。
定植から14日後|4月30日
背丈は17cmと伸びていません。強風で葉が取れた影響もあるのでしょうか。



水気耕栽培では栄養が十分に行き渡るので、花芽や脇芽は摘まずに放任栽培したいと思っています。
26日後|5月12日
ついに根っこが出てきました!葉も旺盛に生えてきて順調です。


そして、先端の方を見てみると…


根っこがもう少し育ったら本格的な水耕栽培装置に移したいと思います。
引き続きレポートします
今回は、フルーティーピーマンの「スイートパレルモ」の水気耕栽培にチャレンジした様子をお届けしました。
まだ栽培は始まったばかりですが、今後も成長の様子や気づきなどを定期的にブログで記録していく予定です。
また、InstagramやThreadsでは、リアルタイムで日々の栽培の様子やちょっとした気づきを投稿しています。ぜひフォローしてチェックしてみてください。
今後の収穫や味の感想、水気耕栽培ならではの工夫についても引き続き発信していきますので、お楽しみに!