こんにちは!リュウセです。僕は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。
今年は米国トランプ政権の関税ショックにより市場が大幅に下落するスタートとなりましたが、5月に入りやっと安定してきました。毎月恒例の投資結果の月次レポートと5月の経済トピックの解説をしたいと思います。
これから新NISAなどを始めたい方や投資に躊躇している方などの参考になることができたらと思っています。それではご覧ください。
2025年5月の実績
新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて結果を報告します。
新NISAの実績
SBI証券のNISA口座のスクリーンショットです。
成長投資枠は昨年の2024年1月に80万✕3種=240万を一括投資、つみたて投資枠は2024年9月まで毎月10万(ひと月だけ5万)を積み立てし合計85万を運用しています。

新NISAの実績をまとめるとこのようになりました。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年4月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 3,914,452円 | +664,452円 | +20.44% | -22,793円 |
2025年5月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 4,310,991円 | +1,015,620円 | +31.25% | +351,168円 |
本当に久々の大幅プラスです。年初からの損益はマイナス16万ほどに縮小しました。トータルでもプラス100万の大台に戻ってきました。
あまりに急な上昇でしたので、また急落がくるのではないかとヒヤヒヤしましたが、なんとか大丈夫でした。ホッとした1ヶ月でした。
旧NISAの実績
現在のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。

累計と前月比は以下の通りです。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年4月 | ¥0 | 1,446,653円 | 2,964,033円 | +1,517,380円 | +104.89% | -123,464円 |
2025年5月 | ¥0 | 1,446,653円 | 3,166,514円 | +1,719,861円 | +118.89% | +202,481円 |
旧NISAは新規の積み立てが終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。
こちらも大幅に上昇して+202,481円で着地しました。全世界株式も急激な回復に回復した1ヶ月でした。
iDeCoの実績
現在の資産状況のスクリーンショットは以下の通りです。

積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年4月 | 30,000円 | 2,450,934円 | 5,063,402円 | +2,612,468円 | +106.59% | -217,538円 |
2025年5月 | 30,000円 | 2,480,934円 | 5,452,507円 | +2,971,573円 | +119.78% | +359,105円 |
現在iDeCoは3万円ずつ積み立てしており、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で投資しています。
5月末時点の実績は前月比+359,105円でした。iDeCoも全世界株式中心なので旧NISAと同じようなパフォーマンスでした。
各インデックス指数の動向(2025年5月)
日本市場(TOPIX)の動向
それではまず、日本経済の指である「TOPIX」の1年間分のチャートを見て日本国内の経済トピックを考察します。(今月5月は赤枠部分)

5月のTOPIXは、米中の関税緩和期待や欧州中央銀行の利下げ観測を背景に月初から好調でした。
ただ、1~3月期に日本の経済が年率0.7%マイナスになり、製造業も11か月連続で縮小、サービス業も鈍化するなど(PMI=約50)景気の中身には不安が残りました。
その結果、株価上昇の後に利益確定の売りが出て、日本株ファンドからは約75億ドルもの資金流出が発生。その一方で、日銀は金利を据え置きましたが、物価や賃金の動向を慎重に見極めながら、将来的な利上げの可能性も示唆しました。
ポイントはここ↓↓
- 外部要因で株価は上がったけど、本当の景気は微妙だった
- 投資家は慌てず、売りと買いのタイミングを慎重に判断していた
5月は株価が動く理由と経済の実態とのギャップが明確になった月だと感じました。今後は、企業業績や賃金動向などの“実態”をきちんと見て判断していくことが大事ですね。
FANG+指数の動向
次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見て米国経済を読み解いていきたいと思います。(今月5月は赤枠部分)

まず、月初~中旬は米中間で関税緩和が進みそうだという期待が高まり、テック株に資金が流入。FANG+構成銘柄も軒並み上昇し、指数全体を押し上げました。ナスダックやS&P 500も連れ高となり、テックセクターの中心的存在である「Magnificent Seven」が先導役となった展開でした
加えて、決算シーズンではMeta、Microsoft、Amazonなど大手企業の結果が市場予想を上回る「好決算」が相次ぎ、投資家心理がさらに改善。これにより指数はさらに堅調に推移しました 。
全体として5月は、温和な貿易政策と企業業績の強さが相まって、FANG+指数が5月としては歴史的な高騰を記録しました。その影響でS&P 500は6.2%、ナスダックは9.6%と、1990年以来の大きな月間上昇となっています。
全世界株式と新興国の動向
最後に全世界株式インデックス(オルカン)の年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(今月5月は赤枠部分)

5月は米中の関税休戦発表をきっかけにリスクオンの流れが強まり、グローバル株式は一斉に上昇しました。特にアジア市場には約106億ドルの資金が流入し、エマージングマーケットは15か月ぶりの大きな資金流入となりました。テクノロジーやサイクリック(景気敏感)関連も堅調で、世界的に株価が持ち直しました 。
- 🇨🇳 中国市場
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1~3月に「DeepSeek」のような革新的AI技術が注目を集めたことで、中国株は年初来10%以上の上昇を記録しました。政府による支援姿勢も好感され、ハンセン指数や上海株が回復してきています 。
- 🇮🇳 インド市場
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インドルピー高や防衛関連や小型株への資金流入が顕著で、Nifty 50指数は+3.5%以上の上昇。特に防衛株が22%急騰し、政府の利下げ期待も相まって、インド株はアジアで突出したパフォーマンスを示しました。
- 🇪🇺 欧州市場
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米中関税の停滞や米欧・欧州間の協調強化により、欧州株も5月は大きく持ち直しました。特にECB(欧州中央銀行)が利下げ方向を示したことで、MSCI欧州市場指数は堅調に推移しました 。
- 🌍 新興国市場
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投資家が割安感のある新興国株に回帰し、ラテンアメリカや東欧などへのファンド流入が拡大。通貨安抑止や物価安定もあり、新興国向け株式ファンドは全体で+9%程度の上昇となり、S&P500を上回りました 。
総括
今月は合計で+942,754円と100万円近く上昇するという結果になりました。年初からの5ヶ月累計はマイナス50万程とかなり改善しました。
関税ショックも一段落し、ホッとしています。1年もすれば回復するかなと思っていましたが、一気に回復してビックリしましたね!
今年に入ってからの一連のショックでインデックス投資を諦めた方は少し残念でしたね。長期的には高い確率で上昇するので、このような相場で一喜一憂していてはいけません。
これからも「長期・分散・積立」で富裕層への階段を少しずつ登って行きたいです。
NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1の実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。