ホームステイヤーの定義

当サイトで度々出てくるナゾの言葉であるホームステイヤーについて詳しく解説します。

早速ですが「ホームステイヤー」という言葉は案内人の私が勝手に作った造語です。(ですので、もちろん辞書には載っていません…)英語で書くと「home+stay+er」となり、直訳すると「家に滞在する人」です。

具体的にホームステイヤーとは何なのかについて解説していきます。

ホームステイヤーとは?

私は過去の苦い経験から対人ストレスからの解放を目指し、家の中だけで人生を歩めないか?と考えました。それはいわゆる「引きこもり」になるのですが、私はしっかり家で収入を得ながら生活しています。そのため、分かりやすい(見栄を張ったヨコガキの)肩書きとして「ホームステイヤー」という言葉を誕生させました。

ホームステイヤーを簡単に表現すると、家の中で毎日を過ごす人の生き方や職業のことです。

私は「人生の全てを家の中で完結できないか?」と日々考えながらゆるく生活しています。

ニート(NEET)との違いは?

家の中で一人で過ごす人の代表格といえばニート(NEET)だと思います。ニートの定義は教育を受けず、就業せず、職業訓練も受けていない若者のことを言うそうです。

ホームステイヤーとニートの大きな違いは経済的に独立しているかどうか、だと考えています。

ホームステイヤーは自宅にいながら仕事を行い、生活費を稼ぎながら社会との繋がりを保っています。人付き合いを最小限に抑えながら、ストレスフリーな生活を送ることができる素敵なライフスタイルです。

FIRE(ファイア)との違いは?

FIRE(ファイア)とは”Financial Independence, Retire Early” の略で、経済的独立と早期リタイアを目指す新たなライフスタイルのことです。主に資産運用などで得た利益を利用し、仕事をせずに自由な生活を送ることを指します。

ホームステイヤーはFIREの考え方に近いですが、自由な生活を送りたいのではなく、人付き合いを少なくして生活することを主な目的としています。また、前提として多くの資産が無い状態ですぐにスタートできるということも挙げられます。考え方としてはサイドFIREに近いですね。家で仕事をするサイドFIREと言えるかもしれません。

理想としては資産運用の利益だけでホームステイヤーになれたら一番いいですが、なかなか現実は厳しいです!

ニートの状態から経済的に独立することや脱サラしてホームステイヤーになることを「FINE(ファイン)」”Financial Independence, NEET”(経済的に独立したニート)と勝手に呼ぶことにしています。

ホームステイヤーの目指すところ

ホームステイヤーの最終到達点を具体的に記載したいと思います。
まず、基本の①を満たす場合はホームステイヤーと言えるでしょう。さらに全ての項目を満たす場合、プロホームステイヤーと名乗れることとします。全て満たすのは困難かと思いますが、興味がある方は是非目指してください。

  • 家の中だけで生活を営んでいること
  • 経済的に独立しており年代別の平均年収を超えていること
  • 健康体でBMIは25未満であること
  • 精神的に安定していること
  • 他者に迷惑をかけないこと
  • 非常時の備えができていること
  • 老後と人生の終わり方の計画ができていること
  • 社会と関わり、社会に貢献していること
  • 家を愛し、家に感謝し、家をいたわること
  • 自分を愛し、自分に感謝し、自分をいたわること

各項目を1つずつ解説します。

【第1条】家の中だけで生活を営んでいること

まずは基本的な条件ですが最も難しいでしょう。家の中とは、ベランダや玄関を開けて手の届く範囲は含まれることにします。一軒家の場合は庭も含まれます。自分だけのプライベートな空間のことと定義します。

日常の生活はもちろん、突発的なトラブルも家の中で解決するスキルが必要です。しかし、様々な壁もユニークなアイデアで乗り越えることができるとストレスフリーな生活を手に入れることができるでしょう!

【第2条】経済的に独立しており年代別の平均年収(中央値)を超えていること

自分の生活費は自分で稼ぐことが条件です。税金や社会保障費などの支払いもしっかり行います。
最低限の生活費があれば生きていくことは可能ですが、胸を張ってホームステイヤーを名乗るためには人並み以上の収入があることが望ましいです。

■ 年代別の年収の中央値

  • 20代…335万円
  • 30代…397万円
  • 40代…448万円
  • 50代…470万円
  • 60代…379万円

【第3条】健康体でBMIは25未満であること

健康な体を維持できなければ、病院に外出しないといけなくなります。適度な運動や適切な食生活を続けることはプロとして必須のスキルです。家にいるからと、ぐうたら生活して肥満になるなど言語道断!自分の体を知り、病気や怪我を未然に防ぐ努力や投資が必要です。

【第4条】精神的に安定していること

不安や怒り、寂しさなどを感じていてはホームステイヤー生活は長く続きません。FIREを達成した方が飽きたり不安になったりして社会に戻ることはよくあります。
自分の心と正しく会話し、自分に合った生活スタイルを模索し改善を続ける必要があります。メンタルケアはホームステイヤーにとって最も重要なスキルかもしれません。

【第5条】他者に迷惑をかけないこと

ホームステイヤーは人付き合いをやめるとはいえ、他者を拒絶する訳ではありません。他者の生き方はもちろん尊重し、自分の生き方を押し付けたり自慢するようなことはしてはいけません。ストレスを発散する為に、インターネットで他者に誹謗中傷することなどはあってはいけません。他者と自分を比較することはメンタルに悪影響です。

特に家族に不快な思いはさせる行為はプロではありません。家から出ていなくても、しっかりと働いていれば安心するでしょう。社長という肩書きを手に入れることが最も効果的な方法なのでお勧めです。

【第6条】非常時の備えができていること

人生には様々なアクシデントがつきものです。天災や人為的災害など、あらゆることを想定し準備しておく必要があります。常にニュースなどで社会情勢を把握し、環境の変化についていくことも怠ってはいけません。
また、家の中に急に他者が入る可能性もあるので、常に部屋は整えておきましょう。非常時の準備をすることでメンタル的にも安心して毎日を過ごすことができるようになります。

【第7条】老後と人生の終わり方の計画ができていること

今が楽しければ良いというキリギリスのような生活をしてはいけません。しっかりと未来のことを計画して実行することで、周りに迷惑を掛けずに人生を終えることができます。孤独死もできるだけ無いように準備したいですね。
後期高齢期は一人で生きていくことは困難になるでしょう。どのような選択を取るか、今からしっかり考えておきます。

【第8条】社会と関わり、社会に貢献していること

残念ながら人間は社会の中で生きていくことで喜びや生きがいを得られるようにプログラムされています。社会から孤立すると良いことはありません。社会と適度な距離を保ち、生きがいを得ながらストレスフリーな生活を行ってこそプロのホームステイヤーです。家にいながらできる仕事やボランティア活動、寄付などを積極的に行い社会活動に貢献しましょう。

また、家族や親族、友人へのお祝いやプレゼントは忘れずに送りましょう。いざという時に頼れる人がいる事実が安心感につながります。スケジュール管理アプリを使い、ネット通販を使えば家から出なくてもギフトを送ることができます。音信不通になることは避けましょう。

【第9条】家を愛し、家に感謝し、家をいたわること

人生を過ごす最も長い居場所である家には常に感謝をしましょう。プロ野球選手がグラブを丁寧に手入れすることと同じです。
家の声に耳を傾け、調子が悪そうなら看病し、不安になっているなら寄り添いましょう。乱暴に扱ったり、汚してしまっては居心地が悪くなり、外に出たいと思うようになってしまいます。
自分の居場所を愛することで、ホームステイヤーという職業がもっと好きになるはずです。

【第10条】自分を愛し、自分に感謝し、自分をいたわること

最後に、自分を最も大事にしましょう。
無理をせずに自分に合った生き方を模索しましょう。必要以上にこだわり、体を壊してしまっては本末転倒です。
自分の体が真のHOMEだということを忘れないでください。自分を愛してこそのプロホームステイヤーです。

おわりに

私が作った造語であるホームステイヤーについて解説しました。絵に描いた餅ではありますが、目標に向かって進むことは大事だと思っています。1つずつ問題を解決することでおうち時間がもっと楽しくなるはず…

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私の生き方がどこかの誰かの小さなインスピレーションになりますように。