ここ数年、温暖化などの影響もあって野菜の値段が上がることが多くなっています。「だったら自分で育てられないかな?」という気持ちがきっかけで、今年はついにベランダ菜園に挑戦してみることにしました。
育てるのはグリーンピーマン。しかも今回は、管理がしやすく収穫量も期待できる「水気耕栽培」に初挑戦です。
実はピーマンも水耕栽培できるんですよ!
この記事では、ピーマンの水気耕栽培の準備や育成の様子をリアルに記録しています。これから始めたい方の参考になればうれしいです。
今回選んだピーマンの品種について
初めてのベランダ菜園に選んだのは、ピーマンの代表品種「京波」の接木苗です。

この品種は、家庭菜園初心者にもおすすめの育てやすい中型ピーマンです。
果実は30gほどのやや小ぶりなサイズですが、肉厚でジューシー、苦みも少ないという特徴があります。
また、ピーマン栽培でよくある尻腐れ病に強い特性を持っており、高温乾燥が続く夏場でも安定した生育が期待できます!草勢が強く、分枝力が旺盛なため、一株から多くの実が収穫でき、6月〜11月の長期間にわたって楽しめるのも魅力です。
栽培の準備|水気耕栽培の挑戦!
今回のピーマン栽培では、一般的な土を使ったプランター栽培ではなく、水気耕栽培を選びました。
というのも、以前プランターでミニトマトを育てたとき、水やりのムラや病害虫のトラブルで失敗した経験があり、もう少し管理のしやすい方法を探していたからです。
水気耕栽培なら、液体肥料と水を与えるだけで安定して育てられ、収穫量も多いので、初心者でも楽しみやすいことが魅力です。
ただし、準備には少し手間と費用がかかります。今回は100円ショップやホームセンター、ネット通販で購入できる最低限の機材を入手してスタートしました。
準備に使った道具や手順の詳細は、以下の記事で詳しく紹介しています。これから始めてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

グリーンピーマン「京波」の栽培記録(2025年5月時点)
4月16日スタート|苗の定植と初期の様子
今回は種からの栽培ではなく、ホームセンターで苗を購入してきました。
まずは100均で購入したザルとボウル、ハイドロボールを使用して定植しました。これから水気耕栽培に適した根っこがザルから出てくるまではこの状態で管理します。養液の濃度は標準より薄めのEC値1,000μS/cmにしています。(標準は2,000μS/cm)


僕はベランダに置いて栽培しましたが、強風で苗が倒れ、茎を折ってしまう失敗をしてしまいました。
次回は倒れないように支柱を立てて管理したいと思いました。
収穫の目標は170個!
気が早いですが収穫の目標を立ててみました。目標を立てたほうが俄然やる気が出ます!
今回初めて水気耕栽培にチャレンジするにあたり、初期費用が9,000円弱かかりました。また、1ヶ月あたりの電気代を100円と仮定すると、年間の栽培(4〜11月)で800円です。全体をざっくり四捨五入すると約10,000円です。
実はグリーンピーマンの他にミニトマトとフルーティピーマンを同じように育てています。3つ合わせて初期費用を回収したいので、1種類あたり約3,400円分の収穫が必要です。
ピーマン1個の市場価格を20円とすると、3,400円をペイするには「170個」の収穫が必要なので、この数字を目標とします!
一般的に、京波ピーマン1株あたりの収穫数の目安は50~60個ということなので目標を達成するには3倍程度の収穫が必要です…。初心者の自分では難しそうですが、乗り越えられない壁はない!と信じ大切に育てたいと思います。
定植から14日後|4月30日
背丈は18cmから19.5cmと微増。強風で葉が取れた影響か、あまり成長していません。


しかし、葉っぱは少しずつ増えてきており花芽もでてきました。


水気耕栽培では栄養が十分に行き渡るので、花芽や脇芽は摘まずに放任栽培したいと思っています。
26日後|5月12日
ついに根っこが出てきました!葉も旺盛に生えてきて順調です。


そして、1番花を摘んでいなかったところから早くも…


撮影をしていたら素敵な訪問者さんが来てくれました😋



根っこが十分に出てきたので、そろそろ本格的な水耕栽培装置に移したいと思います。
引き続きレポートします
今回は、グリーンピーマンの「京波」の水気耕栽培にチャレンジした様子をお届けしました。
まだ栽培は始まったばかりですが、今後も成長の様子や気づきなどを定期的にブログで記録していく予定です。
また、InstagramやThreadsでは、リアルタイムで日々の栽培の様子やちょっとした気づきを投稿しています。ぜひフォローしてチェックしてみてください。
今後の収穫や味の感想、水気耕栽培ならではの工夫についても引き続き発信していきますので、お楽しみに!