独りの暮らしのメンタルケア術:不安を感じずに充実した生活を送るために

独りの暮らしのメンタルケア術

私は在宅ワークを行いながら1日の大半を家で過ごすホームステイヤーですが、その暮らしはストレスフリーで自由と自立を享受する一方で、精神的な問題を抱えることが多くあります。

仕事は順調でもなぜか不安になってしまったり、このまま繰り返しの生活を続けていいのだろうかと思ったり…
独りの暮らしが長く続くとそんなネガティブな思想に陥る瞬間があります。FIREを達成した方が数ヶ月で元の社会生活に戻ってしまう、ということもよく聞くようになりました。孤独に生きていく生活は誰にでもできる訳ではなく、続けるために努力や工夫が必要だと思います。

この記事では、独りの暮らしのメンタルケアに焦点を当て、その原因と私が考えた解決法について詳しく紹介します。

このような方にも役立つ記事です
  • FIRE生活に不安を感じてきた方
  • 定年退職し老後に多くの時間ができた方


不安を感じずに充実した毎日を送るためのヒントになれば嬉しいです。

目次

原因の分析

不安を感じる大きな原因としては以下の3つが挙げられるのではないでしょうか。

社会的孤立からの孤独感

「人間は人間社会において生存しているものであって、その意味で社会に組み込まれた社会的存在なのである。」
これは心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。人間は生まれながらに社会(集団)と関わることで正常に生きられるようにプログラムされています。一人で生活することは人間の本質から逆行する行動をしますので不安な状態に陥ります。(ある意味、不安になるのは正常な証です)

人間には社会的欲求や承認欲求があるので、いかにそれらを満たしながら生活できるかがポイントになりそうです。

同じことを繰り返す生活への虚無感

労働から解放された直後はとても嬉しくなり、趣味の時間やリラックスする時間に充実感を覚えるでしょう。しかし、その時間が数日、数十日、数百日と続くと段々と飽きてしまい、生産性のない生活に嫌気が差し、鬱っぽい症状になる場合があります。

独りの暮らしでは、自分の時間をどのように過ごすかを全て自分で決める必要があるため、計画性が欠如していると無為な時間が多くなりがちです。何をしても充実感を得られず、結果的に時間の浪費感が強くなってしまいます。

経済的な不安

日本で生きている限り何もしていなくてもお金を払う必要があります。年金や健康保険、各種税金など…。それに加え、生活費もあります。病気やケガをして何もできないとき、どんどん減っていく資産に不安が募りストレスを感じるかもしれません。

特に、在宅ワークでフリーランスの仕事をしている場合、収入が安定しないことが多く、その不安が日々の生活に影響を与えることがあります。経済的なプレッシャーが強いと、精神的な余裕がなくなり、日常生活における小さな喜びを感じにくくなってしまいます。

導き出したいくつかの答え

不安を感じる原因に対する解決案をいくつか考えてみました。一つずつ解説していきます。

孤独感を減らす方法

生き物を暮らしに取り入れる

aquarium

ペットなどの生き物が近くにいるだけで安心感やリラックス効果を得ることができます。お世話をすることで規則正しい生活リズムになったり、必要とされている感覚が嬉しくなります。

犬や猫など大型の動物を飼うことができなくても、鳥類や爬虫類、ハムスターなどの小動物でも良いですね。アクアリウムは美しい景観も同時に得られるのでおすすめです。

動物ではなくても植物でもOKです。部屋いっぱいに観葉植物を置いてお世話したり、家庭菜園で野菜を育てるのもいいですね。変化のある生活が孤独感を和らげてくれます。

クラウドファンディングなどで社会的な支援を行う

crowdfunding

面白いと思ったプロジェクトやアイデアを支援することで、社会に貢献できる満足感を得ることができます。他者を助けることでポジティブな感情が生まれ、成長を見守るといった長期的な経験も得られます。最新の技術や革新的なアイデアに早期に触れることができ、業界の最前線にいる感覚も得られそうです。

恵まれない方たちや施設、医療などに寄付することも同様の効果が得られるでしょう。

メンタルトレーニングを行う

bookshelf

心を強くすることができれば不安を感じることが少なくなります。心を強くする方法は知識を増やすことが一番です。

最近ではYouTubeなどの動画コンテンツでも有益なメンタルトレーニングの知識を無料で得ることができるようになりました。王道の読書もまだまだ効果的です。電子書籍の普及により家にいながらすぐにアクセスできるようになりました。オーディオブック(聴く本)も新しい刺激を受けることができる素晴らしいサービスです。

アウトプットする

diary

インドアの趣味はインプット(自分に取り入れること)が多くなりがちですが、アウトプットがとても大切です。承認欲求を満たすことができたりストレスの発散に繋がります。具体的には、SNSで投稿したり、ブログで有益な情報を発信したりすることです。もしかしたら、共通の趣味の仲間ができるかもしれませんね。

他にも日記をつけるのは特におすすめです。朝イチで目標を綴ったり、今日あったこと、ニュースに対する考えを書いたりなど、何でもいいので習慣にするとスッキリします。振り返るのも面白いですし、仲間と共有するのも面白そうです。

生活の虚無感を減らす方法

虚無感の解消に大事なことは、未来を考えることだと思います。闇雲に歩いていくと、どこに向かっているのか分からなくなり不安になります。計画的に人生を歩むことで、たとえ立ち止まってしまったとしても、次に歩き出す方向が分かるようになります。

時間割制で生活を整える

timetable

学校のような時間割りを決め、その通りに生活をしてリズムを整える方法です。
例えば、月曜日の8〜9時は読書、10〜12時は仕事、12〜13時は昼休憩、13〜14時は運動、14〜16時はゲーム(趣味)をする…などです。

重要なことは、時間を区切って途中で止めるということです。もう少ししたい…と思うぐらいで止めることで、次の日のモチベーションに繋がります。

時間割の作成はスケジュール管理アプリタスク管理アプリがおすすめです。実際にこなしたものが積み上がっていくことがビジュアルで分かり、達成感を得やすくなります。週間、月間、四半期ぐらいの時間割りを予め決めることができたら生活にメリハリができそうです。

目標を持つこと

目標があればブレずに真っ直ぐ進むことができます。短期目標、中期目標、長期目標の3種類を決められれば良いですね。目標は何でも良いですが、できれば数字と期間を合わせて決めましょう。達成できたかどうかが分かりやすくなりますし、未達の場合はなぜできなかったか反省・改善することができます。

短期(〜1ヶ月)目標の例は以下のようなものが挙げられます。

短期目標の例
  • 週3回、30分以上の有酸素運動を続ける
  • 自炊をして食費を30%カットする
  • 1ヶ月でアートプロジェクトを1個完成させる
  • 映画を10本見てレビュー記事を執筆する
  • SNSのフォロワーを100人増やす

1年程度の中期目標の例としては、以下のようなものが挙げられます。

中期目標の例
  • ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得する
  • 事業の売り上げを20%上げる
  • 体重を5kg落とす
  • 年間100万円貯金する
  • オンラインゲームの大会で優勝する

10年以内の長期目標の例としては、以下のようなものが挙げられます。

長期目標の例
  • 本を執筆して出版する
  • 個展を開催する
  • 金融資産を3,000万円にする
  • オリジナルゲームを開発する
  • 4年間でオンライン大学の学士号を取得する

自身の成長を感じるためには、ある程度の負荷をかけることが大切です。

趣味を複数持つこと

無趣味という方も多いと思いますが、独りの暮らしの場合、趣味は多く持っていた方が楽しい生活になります。いろいろな事にチャレンジして生き甲斐を見つる努力をし続けましょう。

健康を保つこと

健康を保つことで精神的にも安定します。重要なのは睡眠、食事、運動の3つです。自分に合った睡眠時間を確保し、体に良いとされるものを食べて、1日30分体を動かしましょう。

経済的な不安を減らす方法

複数の収入を得る

1つの収入に頼った生活を送ると、不測の事態が起きると一気に焦りが出てきます。最低でも本業+資産運用の2馬力にはしましょう。(できれば本業+副業+資産運用)FIREを達成した方も副業程度の収入はいつでも得られるように考えておきましょう。

おすすめの在宅ワークは以下の記事をご覧ください。

家計簿をつける

家計簿をつけると現在の貯蓄、支出、収入の具体的な数字を把握することができます。これにより、金銭管理能力が向上し将来の見通しがハッキリ分かるようになりますので、漠然とした不安感を払拭することができます。

また、家計の見直しを定期的に行うことで、生活の質を向上させるための具体的な改善点を見つけることができます。

生活防衛資金を用意する

生活防衛資金とは、予期しない緊急事態や経済的な不安定時に備えて貯蓄する資金のことです。

生活防衛資金の目安は、生活費の6〜12ヶ月分です。心配な方は24ヶ月分の資金を銀行口座に貯蓄しましょう。生活防衛資金があるという事実が安心感を生みます。

価値観を変える

物質的な豊かさに依存せず、自分の内面や人間関係、趣味などに満足を見出すことで、持続可能な幸福感を得られます。過剰な消費や浪費を避け、シンプルで充実した生活を送ることに幸せを感じるような価値観になれば、自ずと支出は減っていき、経済的な変動に左右されない安定した心の平穏が得られます。

まとめ

独りの暮らしのメンタルケアには「孤独感の解消」「生活の虚無感の解消」「経済的な不安の解消」という3つの改善が必要で、それぞれの解決案をご紹介しました。

この記事によって読者様の心の健康がより良くなり、自分らしい生活を送るためのヒントになったら幸いです。他にも良いアイデアがありましたらSNSなどで教えていただけると嬉しいです。

それでは、良い1日をお過ごしください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次