こんにちは!リュウセです。私は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。2024年11月に大事な大事な資産がどのような増減したのか!?を考察を含めてレポートしたいと思います。
2024年全体のまとめはこちらの記事をご覧ください。
これから新NISAなどを始めたい方などの参考になれたら嬉しいです。それでは早速見ていきましょう。
2024年11月の実績
分かりやすいように新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて紹介します。実績は以下の通りです。
新NISAの実績
SBI証券の成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。成長投資枠は年初1月に80万✕3種=240万を投資しています。
次につみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。こちらは毎月10万円ずつ投資しています。
新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
10月 | ¥0 | ¥3,250,000 | ¥4,110,484 | +¥860,484 | +26.48% | +¥321,918 |
11月 | ¥0 | ¥3,250,000 | ¥4,116,836 | +¥866,836 | +26.67% | +¥6,352 |
諸事情で年内は積み立てを止めていますので運用のみを続けました。(ほったらかし運用)
11月は前月からほぼ横ばいの+¥6,352という結果でした。初旬はどんどん積み上がっていく運用益に嬉しくなりましたが、中旬から下旬にかけ下がっていき最終的に微増になりました。詳しい動向については後述します。
旧NISAの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
累計と前月比は以下のような結果になりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
10月 | ¥0 | ¥1,446,653 | ¥3,227,423 | +¥1,780,770 | +123.10% | +¥207,926 |
11月 | ¥0 | ¥1,446,653 | ¥3,226,410 | +¥1,779,757 | +123.03% | -¥1,013 |
旧NISAは積み立てが終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。
11月は最終的に前月から微減の-1,013円で終わりました。通算の損益率は約123%で過去最高の水準を維持しています。
iDeCoの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
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10月 | ¥30,000 | ¥2,270,934 | ¥5,334,717 | +¥3,063,783 | +134.91% | +¥394,758 |
11月 | ¥30,000 | ¥2,300,934 | ¥5,387,219 | +¥3,086,285 | +134.13% | +¥22,502 |
現在iDeCoは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で積み立てています。
11月の実績は前月比+22,502円でしたが3万円積み立てているので実質は若干のマイナスです。
各インデックス指数の動向
日本市場(TOPIX)の動向
それではまず、日本経済の指標である「TOPIX」の1月〜11月末までのチャートを見てみましょう。(11月は赤枠部分)
11月初旬は日本企業の7-9月期の決算シーズンでしたがセクター間で明暗が分かれました。製造業は円高進行により事前予想を下回る業績が相次ぎました。特に輸出依存度の高い自動車や精密機器では株価は軟調な展開となりました。
一方、金融セクターは金利上昇を追い風に業績を押し上げました。これにより、株主還元への期待が高まり株価は堅調に推移しました。
11月中旬以降は米国のトランプ次期米大統領の政策に対する不確実性が高まることで投資家のリスク回避姿勢が強まり株価は下落。日本の株価もつられて下降線を描きました。しかし、下旬以降は米国株式の上昇とともに日本経済も盛り返し、微増で終わることになりました。
政治では与党が過半数割れしたことで今月は上下の激しい相場になるかと思いきや、ほぼ無風でした。(良いのか悪いのか…)日本の経済は全世界の動向に左右される1ヶ月だったのではないでしょうか。
米国市場(S&P500)の動向
次に世界経済の中心である米国の代表的な指数である「S&P500指数」の年間チャートを見て米国全体の11月の動向を解説します。(11月は赤枠部分)
11月の米国株式市場は大きな変動がありました。まず、11月初旬には大統領選挙でトランプ氏の再選の可能性が高くなったことが株式市場に良い影響を与えました。また、米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)が、景気を刺激するために2回連続で金利を引き下げたことも、市場に安心感を与え、株価が大きく上昇しました。
ところが、11月中旬になると、株価は一時的に下がり始めました。理由は、米国と中国の関係がさらに悪化するのではないかという懸念や、米国の金利引き下げが続かないかもしれないという予測が広がったこと、さらにウクライナ戦争を巡る不安が高まったことなどが影響しました。このような不安材料が株式市場に重しとなり、株価の上昇が鈍化しました。
その後、11月下旬には株価が再び上昇しました。これは、次期トランプ大統領が新たな関税強化政策を発表したものの、同大統領の経済政策に対する期待感や、中東地域での緊張が和らいだことが市場に好影響を与えたためです。米国の主要な株価指数(ダウ平均株価、S&P500、ナスダック)が11月中に過去最高の値を更新したことも投資家にとってポジティブなサインとなり、米国市場は右肩上がりの強い相場になりました。
FANG+指数の動向
さて、次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見てみましょう。(11月は赤枠部分)
2024年11月現在FANG+は「メタ」「アップル」「アマゾン」「アルファベット(google)」「マイクロソフト」「エヌビディア」「ネットフリックス」「サービスナウ」「ブロードコム」「クラウドストライク」の米国主要テクノロジー企業10社で構成されています。9月の銘柄入れ替えで「テスラ社」が除外されましたが、ここでドラマが起きます。
テスラ社のトップであるイーロン・マスク氏はトランプ氏の選挙活動を数千万ドル規模で支援していた為、選挙結果発表後、テスラの株価が13%以上上昇しました。トランプ氏は自動車業界の規制緩和を表明しているためテスラ社は新たなビジネスチャンスを迎える可能性があります。さらにトランプ次期大統領は、イーロン・マスク氏を「政府効率化省」のトップに起用することを発表したことで再注目されました。
テスラ社を除外していなければFANG+民の私も恩恵を受けられたのに…と後ろ髪を引かれる思いでしたが後の祭りです。長期的に見れば除外していて良かったね、となる未来を期待したいです(涙)
全世界株式と新興国の動向
最後に楽天・全世界株式インデックスファンド(以下、楽天VT)の年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(11月は赤枠部分)
楽天VTは米国株式の比率が60%ほどありますので、基本的にチャートは米国株式市場と同様の値動きになります。ここでは新興国の動向をまとめます。
- インド:高インフレによる利上げ観測や企業の贈賄疑惑が株価下落の要因。
- 台湾・韓国:半導体企業の株価低迷と米国の通商政策への懸念で下落。
- 南アフリカ:金価格の下落が株価に悪影響。
- 中国:景気減速と米中摩擦の再燃懸念が株価を押し下げ。
- ブラジル:インフレの加速と財政赤字の拡大が株価にマイナス影響。
世界的に見ると、新興国株式市場は11月に下落傾向を示し、米国の政治・経済動向や地政学的リスクが大きな影響を与えた1ヶ月になりました。
総括
投資成績を合計すると、元本6,997,587円に対し評価額が12,730,465円ですので5,732,878円のプラスになっています。(約+81.9%)NISAやiDeCoではこの利益がほぼ非課税で受け取れるので素晴らしい制度ですね。本来なら利益の約20%の115万ほどを税金で納める必要があります。
11月は米国の次期大統領が決まったことで、経済界に大きな変化が起きた1ヶ月でした。特に仮想通貨の急上昇には目を見張るものがありました。私もビットコインの投資を勧められて少し勉強してみましたが、現状では手は出さないかなと思っています。理由は長期的に上昇していく確信が持てていないためです。(ただし、今後も勉強は続けていきますよ!)
投資は余剰資金で「長期・積立・分散」を忘れずにいきましょう!
新NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。
- 新NISAとは?制度から読み解く未来へのメッセージ
- インデックス投資とは? – 一般庶民にできる最強の投資法を紹介
- 新NISA初心者が失敗しない為の証券会社選びのポイント
- 新NISAを深く学べるベストセラー12選
おわりに
私が実際に行っている資産運用の11月の結果を公開しましたがいかがでしたでしょうか。売買を繰り返すような投資ではなく、何もしないほったらかし投資ですが長期的に運用しているので着実に利益が積み重なっていっています。今後も余剰資金を「資産労働」に回していければと思います。
来月のレポートもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。それでは、良いインデックス投資ライフを!