こんにちは!引きこもりホームステイヤーのリュウセです。今月から私が行っている資産運用の月次レポートを公開したいと思います。
私は2018年から思い切って投資の世界に飛び込み、旧積立NISA/iDeCo/新NISAでインデックス投資を続けてきました。
「令和のブラックマンデー」と呼ばれる歴史的な1日を経験した8月を終え、資産が増えているのか、減っているのか、皆さんはどう予想しますか?記事の最後には今回の経験から学ぶことを私なりに考えましたのでご一読いただけると嬉しいです。
2024年全体のまとめはこちらの記事をご覧ください。
それでは早速見ていきましょう。
2024年8月の実績
分かりやすいように新NISA、旧NISA、iDeCoをそれぞれ分けて公開します。実績は以下の通りです。
新NISAの実績
SBI証券のマイページの成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。
つみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。
新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月 | ¥100,000 | ¥3,150,000 | ¥3,631,624 | ¥481,624 | +15.29% | ¥-110,112 |
7月から引き続き8月も前月比でマイナスになりました。2ヶ月連続の赤字です…!
特に日本の東証株価指数であるTOPIXの指数はグランド・キャニオンのような谷を描き、7月31日につけた終値(2794.26円)からわずか1週間で30%ほど値下がり(2227.15円)し、10日後には20%ほど上昇しました。
8月末の時点で2712.63円まで回復していますが、それでも7月の高値からは7.5%ほど下回っています。
私は「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」に年初に80万円一括で投資していましたので、トータルではプラス(+14.61%)を保って終わることができましたが、下落中はこのままマイナスになることを覚悟しました…汗
日本が歴史的な下落を記録すると、世界も同様に株安になりました。私が保有している「FANG+」も一時期は+50%の運用益を叩き出していましたが一気に下降線をたどり、終わってみれば+26.4%でした。
つみたて投資枠の「FANG+」は月初に10万円ずつ積み立てていますので、運悪く下落直前に購入…。新NISAで唯一元本割れを記録しています。
こればっかりは結果論ですので「しょうがない」と割り切り、これからもドルコスト平均法にのっとりコツコツ積み立てることとします。20年後に上がっていればOKです!
旧NISAの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
累計と前月比は以下のような結果になりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月 | 0 | ¥1,446,653 | ¥2,978,595 | ¥1,531,942 | +105.90% | ¥-62,555 |
旧NISAの追加投資はストップしており、運用だけを行なっています。
上記のグラフは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」の7〜8月のチャートです。こちらも同様に、8月初旬に下落しましたが、月末の時点で半値程度回復しています。
結果的に前月比-62,555円で終えました。旧NISAは7年ほど運用しており利益は既に100%を超えていますので、大きな下落があってもよほどのことがない限り元本割れしないところが安心です。
iDeCoの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月 | ¥30,000 | ¥2,210,934 | ¥4,849,505 | ¥2,638,571 | +119.34% | ¥-92,669 |
iDeCoは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」30%の割合で積み立てています。「待機資金」の部分は月末に新興国株式インデックスを全て売却し、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」にスイッチングする予定なのでそのような表記になっています。
先進国株式インデックスは基本的に上記の楽天VTに近い運用成績になるので大まかな収支は同じです。7月は時価評価額が節目の500万円にタッチしましたが、ズルズル、ガックンと下がり割り込んでしまいました。最終的に先月比-1.3%ほどに収まったので安心しています。
総括
今月は一生に一度あるかないか、という歴史的な下落を目の当たりにする激動の1ヶ月になりました。
8月5日(月)に日経平均は史上最大の4,451円の下落幅を記録しました。私はその時、様々な企業のチャートを眺めていましたが、軒並みストップ安となる異常事態に唖然としたことを記憶しています。今回の記録的な下落の原因は以下のようなことが重なって起きたと考えられています。
- 7月30〜31日の日銀金融政策決定会合で利上げが決定されたこと。
- 米国FRBのパウエル議長が利下げの可能性を語ったこと。
- 週末の米国の経済統計の発表により米景気悪化への懸念が広がったこと。
- 急速に円高ドル安が進んだこと。
上記のようなことが引き金となり、外国人投資家などの投機筋の売りが売りを呼び、パニックに繋がったのでは…ということらしいです。ただし、日本の歴史的な下落はすぐに回復し、月末時点で半値以上戻すことになりました。
令和のブラックマンデーから学ぶこと
今回の騒動でNISAや投資に対して不安を煽るニュースが飛び交っていて残念でした。
「令和のブラックマンデー」から経験できたことは、経済というのは「恐怖」や「不安」のような不確かなもので一気に落ちてしまうということです。しかし、このようなことは度々起こるものです。
なぜ分かるかって?
それは、過去の歴史から学ぶことができるからです。「ウォール街の大暴落」や「ブラックマンデー」、「リーマン・ショック」などが近いのではないでしょうか。それらの過去を知り、その後どうなったのか?を学べば今回の下落も焦ることなく過ごせたはずです。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
今回の件はビスマルクさんの格言がピッタリだと思いました。
巷では今回の下落のことを「暴落」と言って煽っている方がいますが私はそう思っていません。「数年に1回ほど定期的に起きる下落」という認識です。
世界は少しずつ、確かに豊かになっています。日本も同様です。短期的な増減に一喜一憂するのではなく、長い目で見て少しずつ資産を増やしていくことが大事だと再認識しました。ありがとう、令和のブラックマンデー!
投資は余剰資金で「長期・積立・分散」を忘れずにいきましょう。
新NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。
- 新NISAとは?制度から読み解く未来へのメッセージ
- インデックス投資とは? – 一般庶民にできる最強の投資法を紹介
- 新NISA初心者が失敗しない為の証券会社選びのポイント
- 新NISAを深く学べるベストセラー12選
おわりに
私が実際に行っている2024年8月の資産運用の結果を公開しましたがいかがでしたでしょうか。
歴史的な8月になり色々と経験することができて良かったです。株価も戻りつつあるので内心ホッとしています。今後も余剰資金を「資産労働」に回していければと思います。
来月のレポートもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。それでは、良いインデックス投資ライフを!