こんにちは!ホームステイヤーのリュウセです。先月から公開している資産運用レポートですが、9月分を公開します。
2024年全体のまとめはこちらの記事をご覧ください。
それでは早速見ていきましょう。
2024年9月の実績
分かりやすいように新NISA、旧NISA、iDeCoをそれぞれ分けて公開します。実績は以下の通りです。
新NISAの実績
SBI証券のマイページの成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。
つみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。
新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
9月 | ¥100,000 | ¥3,250,000 | ¥3,788,566 | ¥538,566 | +16.57% | ¥56,942 |
7~8月とマイナスが続きましたが、9月は若干ですがプラスに転じました。マイナスの期間が長かったので、すごく長いトンネルを抜けた感じがしました…。前月比としては約1.52%のプラスです。
下記のグラフは日本の東証株価指数であるTOPIXの1月〜9月末までのチャートです。(今月9月は赤枠部分)
9月は長い下り坂から最後は上昇して終わるかと思いきや、最後の最後に石破ショックが待ち受けており、マイナスでフィニッシュしました…。
27日に行われた自民党の総裁選は、決選投票の結果石破茂氏が選出されました。1回目で1位になった高市氏を逆転したこともあって、市場に大きな動揺が走りました。
石破新総理は拙速な金利引き上げに慎重な姿勢を示していることや、金融所得課税の強化や法人税増にも言及している為、一気に円高が進み、日経平均先物株価指数は2,000円近くの大幅下落となってしまいました。ただし、その後株価は反発し安定してきましたので、一時的なものだったといえると思います。
年内は新総裁の動向に株価が揺れる展開が続くと思われますが、長期的に見ると右肩上がりが続いているので、変わらずコツコツ積み立て続けることが重要だと思っています。
さて、次はメインの投資商品である「FANG+」を見てみましょう。
9月は初旬一気に急落し、後半盛り返したチャートになりました。初旬に起きた急落の原因は以下のことが挙げられます。
- 米国エヌビディア社の決算発表を受け、同社の株価が急落した。
- 米ISM製造業景況感指数が低調で製造業の活動に対する不安が高まった。
- ドル安と円高の進行が、米国市場全体に影響を与えた。
エヌビディア社は、AI向けの半導体需要が急速に拡大したことで過去数年にわたり高成長を遂げてきましたが、2024年に入り、一部の投資家からは業績のピークを過ぎたのではないかという見方も出てきています。
AIブームが一段落しつつあるという懸念も反映しており、半導体業界全体に影響を与えました。
ただし、中旬以降は順調に回復し、月末にかけダウ平均やS&P500指数は歴代最高値を更新し続けました。下記はS&P500指数の年間チャートです。
製造業の弱さが見られる一方で、米国のGDP成長率は依然として安定しており、経済全体としては大幅な後退を回避していると評価されたようです。また、エヌビディア社をはじめとするAI関連のテクノロジー企業が再び投資家の注目を集め、これが市場全体を押し上げました。FRBによる利下げの可能性が高まったこともプラス要因になったようです。
米国の経済の強さはさすがですね!
9月は日本の石破ショックを除き、米国の動向に左右された1ヶ月だったかなという印象です。ボラティリティが高く、不安が多くありますが悲観せずにインデックス投資を続けていきましょう。
旧NISAの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
累計と前月比は以下のような結果になりました。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
9月 | 0 | ¥1,446,653 | ¥3,019,497 | ¥1,572,747 | +108.71% | ¥40,902 |
旧NISAは積み立てが終了していますので運用だけを行なっています。
9月は最終的に前月から微増の40,902円で終わりました。通算の損益率は約108%で、時価評価額は300万に戻ってきました。
下記は運用している楽天・全世界株式インデックスファンド(以下、楽天VT)の年間チャートです。
チャートは前述したTOPIXやS&P500と同様の値動きになっているので、詳細は割愛します。
楽天VTの銘柄は米国60%、日本6.3%、英国3.11%、中国3.1%、…といった割合で構成されています。(2024年9月現在)そのため米国の株価の影響を強く受けるので米国の指数(S&P500指数など)と同じ様な値動きになります。
全世界株式インデックスの良いところは、その時代に合った最適な銘柄をプロが厳選してくれるところです。例えば、数十年後に米国が経済大国から陥落し日本が世界の覇権を握ったとしても、日本の銘柄の比率を増やし米国の比率を減らすことでバランスをとってくれます。これらの対応は内部的に行われるので、我々一般庶民の投資家は淡々と全世界株を買い続ければいいだけです。
一度購入したら数十年後まで売らないという長期投資が前提の新NISAには、最もリスクの少ないインデックス投資商品だと言えます。
iDeCoの実績
実際のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。
2024年 | 積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 |
---|---|---|---|---|---|---|
9月 | ¥30,000 | ¥2,240,934 | ¥4,939,959 | ¥2,699,025 | +120.4% | ¥60,454 |
iDeCoは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で積み立てています。
9月の実績は先月比+1.24%ほどの微増で終わりました。ほぼ全世界株式インデックスなので上記旧NISAと同様の結果ですね。ギリギリ500万円に届かなかったのが少しスッキリしませんでした…笑
図の一番下の方に「新興国」株式インデックスが若干含まれてしまっております。先月SBI全世界株式にすべてスイッチングしたつもりでしたが何故か残っていました。気づいてすぐにスイッチングしましたので来月は無くなると思いますので無視していただければと思います。
総括
9月はエヌビディア株の急落から始まったのでヒヤリとしましたが、結果的には持ち直してのフィニッシュだったので心理的には良かったです。AIブームの減退はFANG+民としては痛いですが、また他のイノベーションが起きることで上昇気流に乗ってくれると信じています。
あとは、日本の新総裁がどのような舵を切るのか注視が必要です。保守的な自民党ですので大きな期待はしていませんが、株価が急落するような発言や施策はしないでほしいところです。
投資は余剰資金で「長期・積立・分散」を忘れずにいきましょう!
新NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。
- 新NISAとは?制度から読み解く未来へのメッセージ
- インデックス投資とは? – 一般庶民にできる最強の投資法を紹介
- 新NISA初心者が失敗しない為の証券会社選びのポイント
- 新NISAを深く学べるベストセラー12選
おわりに
私が実際に行っている資産運用の2024年9月の結果を公開しましたがいかがでしたでしょうか。
ボラティリティの高い9月になりましたが、下り坂は一旦ストップしたかなと思います。今後も余剰資金を「資産労働」に回していければと思います。
来月のレポートもぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです。それでは、良いインデックス投資ライフを!