こんにちは!リュウセです。僕は2018年からNISAとiDeCoを活用し、インデックス投資で資産運用を行っています。
早くも2025年の第2四半期に入りましたが、4月は米国トランプ政権の関税ショックにより市場が大混乱する1ヶ月となりました。毎月恒例の投資結果の月次レポートと4月の経済トピックの解説をしたいと思います。
これから新NISAなどを始めたい方や投資に躊躇している方などの参考になることができたらと思っています。それではご覧ください。
2025年4月の実績
新NISA、旧NISA、iDeCoの3種類をそれぞれ分けて結果を報告します。
新NISAの実績
SBI証券の成長投資枠のスクリーンショットはこちらです。成長投資枠は昨年の2024年1月に80万✕3種=240万を一括投資して以来、追加入金はしていません。

次につみたて投資枠のスクリーンショットはこちらです。こちらは2024年9月まで毎月10万(ひと月だけ5万)を積み立てし合計85万を運用しています。

新NISA全体を合算した実績はこのようになりました。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年3月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 3,937,245円 | +687,245円 | +21.15% | -203,010円 |
2025年4月 | ¥0 | ¥3,250,000 | 3,914,452円 | +664,452円 | +20.44% | -22,793円 |
年初から4ヶ月連続でマイナスになり今月は前月比-22,793円の減少となりました。4ヶ月合計で約56万ほどのマイナスです。
一時は30万以上のマイナスを記録しましたが、月末にかけて上昇し、なんとか一桁台前半のマイナスで終わることになりホッとしています。
旧NISAの実績
現在のポートフォリオのスクリーンショットは以下の通りです。

累計と前月比は以下の通りです。
積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年3月 | ¥0 | 1,446,653円 | 3,087,497円 | +1,640,844円 | +113.42% | -93,833円 |
2025年4月 | ¥0 | 1,446,653円 | 2,964,033円 | +1,517,380円 | +104.89% | -123,464円 |
旧NISAは新規の積み立てが終了していますので全世界株式インデックスの運用だけを行なっています。
こちらは前月からマイナス幅が大きくなり-123,464円で着地しました。全世界株式は米国株と異なり、月末の回復が緩やかでしたので損失が吸収できなかったです。
しかし、これからは米国株に追従するように緩やかに回復するだろうと思っています。
iDeCoの実績
現在の資産状況のスクリーンショットは以下の通りです。

積立金額 | 元本累計 | 時価評価額 | 運用損益 | 損益率 | 前月差益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
2025年3月 | 30,000円 | 2,420,934円 | 5,250,940円 | +2,830,006円 | +116.90% | -185,024円 |
2025年4月 | 30,000円 | 2,450,934円 | 5,063,402円 | +2,612,468円 | +106.59% | -217,538円 |
現在iDeCoは3万円ずつ積み立てしており、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」70%、「SBI全世界株式インデックス」30%の割合で投資しています。
画像は5月5日の状況です。(月末のスクショを撮り忘れてしまいました…汗)
4月末時点の実績は前月比-217,538円でした。iDeCoも全世界株式中心なので旧NISAと同じようなパフォーマンスになります。
各インデックス指数の動向(2025年4月)
日本市場(TOPIX)の動向
それではまず、日本経済の指である「TOPIX」の1年間分のチャートを見て日本国内の経済トピックを考察します。(今月4月は赤枠部分)

2025年4月の日本の株式市場(TOPIX)は、アメリカの新しい関税の話や、日銀が景気の見通しを下方修正したことで、月の前半にかけて大きく下がりました。特に月の初めにはTOPIXが1週間で約11%も落ちて、「これは大変だ」と感じた方も多かったのではないでしょうか。
この急落の背景には、トランプ前大統領による大規模な関税の導入があり、日本の輸出企業、特に自動車や電子部品関連の企業に悪影響が出るのではと心配されたことがありました。また、日本銀行が2025年度の成長率の見通しを大きく下げたことも、市場の不安感を高めました。
ですが、4月9日(日本時間では10日未明)にトランプ氏が、一部の国や地域に対して関税の発動を90日間延期する方針を発表。これが市場に安心感を与え、株価は一気に回復。TOPIXも大きく反発しました。
その後は、売られすぎた反動もあり、月末には株価はほぼ月初の水準に戻るなど、ひと安心の展開となりました。
激しい上下が続いた1か月でしたが、トランプ氏のたった一言で世界が変わることを実感しました。株式投資は本当に怖いですね。
FANG+指数の動向
次は私のメインの投資商品である「iFreeNEXT FANG+インデックス」の年間チャートを見て米国経済を読み解いていきたいと思います。(今月4月は赤枠部分)

2025年4月のFANG+指数は、月初に大きく下落した後、月末にかけて急速に回復するという、波乱含みの展開となりました。米国経済における複数の重要なトピックを解説していきます。
月初は急落!原因はアメリカの新しい関税政策と景気への不安
4月2日、アメリカ政府が「すべての国に一律10%の関税をかける」と発表しました。さらに、ヨーロッパや中国、日本などには追加で高い関税をかけるという内容もあり、市場にはかなりのショックが走りました。
この影響で、「景気が悪くなるかも」という不安が一気に広がり、特にハイテク関連の株が大きく売られました。FANG+指数も例外ではなく、月のはじめに大きな下げを記録しました。
中旬以降は回復!関税延期と好決算が追い風に
しかし、TOPIXの解説でもあった通り、トランプ大統領が「一部の国に対する関税の追加部分を90日間延期する」と発表。これが投資家にとっては安心材料となり、市場のムードが一気に和らぎました。そこからは「さすがに売られすぎでは?」という流れもあり、買い戻しの動きが活発に。さらに、FANG+に含まれる主要企業の決算が予想以上に良かったことも、株価回復を後押ししました。
4月のFANG+指数は、政策ひとつで大きく動くマーケットの難しさを改めて感じさせられました。でもそのぶん、冷静に情報を見極める力が大事ですね。
全世界株式と新興国の動向
最後に全世界株式インデックス(オルカン)の年間チャートを見て世界的な動向をおさらいします。(今月4月は赤枠部分)

世界の株式市場はアメリカの関税政策や景気後退懸念により大きく揺れ動きました。以下に、中国、インド、欧州、新興国の各市場の動向を簡潔にまとめます。
- 🇨🇳 中国市場:急落後に政府支援で反発
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4月初旬、アメリカの大規模な関税導入に対抗して中国も報復関税を発表し、上海総合指数は7%以上下落しました。しかし、国有企業の自社株買いや政府の支援策により、月中旬以降は反発し、投資家心理も徐々に改善しました。
- 🇮🇳 インド市場:ルピー高と好調な資金流入で堅調推移
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インド市場は、アメリカとの貿易交渉進展への期待や、外国からの資金流入が追い風となり、Nifty 50指数が3.5%上昇しました。また、輸出企業のドル売りやルピー高も市場を支えました。
- 🇪🇺 欧州市場:関税ショックで大幅下落
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アメリカの関税政策により、欧州の主要株価指数は大きく下落しました。特にSTOXX 600指数は週次で8.4%の下落を記録し、英国FTSE 100やスペインIBEX 35も大幅に下落しました。市場は景気後退への懸念を強めています。
- 🌍 新興国市場:資源価格下落と通貨安で苦戦
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アメリカの関税政策による景気減速懸念から、原油などの資源価格が下落し、新興国市場は打撃を受けました。特に南アフリカやブラジルなど資源依存度の高い国々では、株価下落と通貨安が進行しました。
全体として、4月はアメリカの政策が各国市場に大きな影響を与えた月となりました。今後も政策動向や地政学的リスクに注視が必要です。
総括
今月は合計で-363,795円という結果になりました。年初から4ヶ月累計で約160万も含み益が飛び立ちました…。
しかし、4月中旬以降は市場が安定的になり、回復傾向にあるので少し安心しています。
僕はこの乱高下の中でも、特に何もしませんでした。長期のインデックス投資の場合、短期的な株価の上げ下げは何も影響ありません。数字上のお金が減ったり増えたりしているだけです。
数年後にはトランプ関税ショックみたいなことがあったね〜と笑っているはずです!
誰にも未来は分かりませんので、タイミング投資などせずに、変わらないスタイルを維持することが大事です。
これからも「長期・分散・積立」で富裕層への階段を少しずつ登って行きたいです。
NISAをはじめるなら
私はNISA口座をSBI証券さんで開設し運用しています。ネット証券NO.1の実力は本物で安心して長期間お金を預けることができるからです。NISAやインデックス投資については下記の記事で詳しく解説していますので、お時間のある方は是非ご一読ください。